ホンダのハイブリッドカー『CR-Z』が2010年に登場して2年半がたち、2012年9月にマイナーチェンジが発表された。第二世代目のCR-Zは、高回転、高出力型のエンジンや軽量で高効率なリチウムイオンバッテリーを採用した。
エンジンの排気量は従来と同様1.5リットルだが、先代モデルの1バルブ休止VTECから高回転Lo/Hi VTECエンジンに変更。『フィットRS』と同じパワープラントでエンジン単体の最高出力は120ps(MT車)とした。
「従来ですと高出力エンジンを使うと燃費が下がったりしますが、空力の制御や燃焼系の制御を行ないながら今回、CVTにおきまして従来より0.2km/リットル燃費をよくしました。出力特性では、低速トルクを上げ、6600rpmまできれいに回ります」と述べたのはCR-Zの開発責任者を務める本田技術研究所の友部了夫氏。
燃費性能はCVT車で23.0km/リットル、MT車で20.6km/リットルをマークしている。