日産 デルタウイング、横転クラッシュから復活…レース本戦へ

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ポルシェ911と接触し、横転クラッシュした日産 デルタウイング
ポルシェ911と接触し、横転クラッシュした日産 デルタウイング 全 3 枚 拡大写真

日産自動車がエンジンを供給し、米国のデルタウイング社と共同で6月のルマン24時間耐久レースに参戦して注目を浴びた次世代レーシングカー、日産『デルタウイング』。米国のレースでの不運な横転クラッシュから24時間以内に、奇跡的にマシンが修復されたことが分かった。

日産デルタウイングの事故は10月17日、米国のロードアトランタで開幕したALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)最終戦の予選で発生。日産デルタウイングにGTCクラスのポルシェ『911』が接触。デルタウイングは横転し、壁に激突。大きなダメージを負ったのだ。

幸いにも、ドライバーのガーナー・ジーネット選手は、日産デルタウイングの強固なカーボンファイバー製構造に守られ、無事だった。

日産が10月19日に発表したところによると、デルタウイングはレース本戦に間に合わせるため、徹夜で修復作業を敢行。その結果、横転クラッシュから24時間以内という速さで、マシンは元の姿に戻ったという。

日産デルタウイングは10月20日(日本時間10月21日)、ALMSの最終戦の本レースに出走する予定。日産デルタウイングチームの責任者、Ben Bowlby氏は、「マシンは大きなダメージを負ったが、我々にとっての救いは、その多くが外板パネルだったということ。今回の事故でも、デルタウイングの非常に高い安全性が証明された」とコメントしている。

また、日産はあらためて事故の瞬間画像を公開。グリーンのポルシェ911が、デルタウイングの左側面にヒット。デルタウイングは車体が浮き上がり、横転するという大クラッシュになった。なお日産は、この画像の説明に、「Nissan DeltaWing - Attacked in Atlanta」(アトランタでぶつけられた)という表現を使っている。

《森脇稔》

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