日産 デルタウイング、横転クラッシュから復活…レース本戦へ
モータースポーツ/エンタメ
モータースポーツ

日産デルタウイングの事故は10月17日、米国のロードアトランタで開幕したALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)最終戦の予選で発生。日産デルタウイングにGTCクラスのポルシェ『911』が接触。デルタウイングは横転し、壁に激突。大きなダメージを負ったのだ。
幸いにも、ドライバーのガーナー・ジーネット選手は、日産デルタウイングの強固なカーボンファイバー製構造に守られ、無事だった。
日産が10月19日に発表したところによると、デルタウイングはレース本戦に間に合わせるため、徹夜で修復作業を敢行。その結果、横転クラッシュから24時間以内という速さで、マシンは元の姿に戻ったという。
日産デルタウイングは10月20日(日本時間10月21日)、ALMSの最終戦の本レースに出走する予定。日産デルタウイングチームの責任者、Ben Bowlby氏は、「マシンは大きなダメージを負ったが、我々にとっての救いは、その多くが外板パネルだったということ。今回の事故でも、デルタウイングの非常に高い安全性が証明された」とコメントしている。
また、日産はあらためて事故の瞬間画像を公開。グリーンのポルシェ911が、デルタウイングの左側面にヒット。デルタウイングは車体が浮き上がり、横転するという大クラッシュになった。なお日産は、この画像の説明に、「Nissan DeltaWing - Attacked in Atlanta」(アトランタでぶつけられた)という表現を使っている。
《森脇稔》