フリースケール、CAN通信機能付きバッテリーセンサーを発表

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フリースケール・バッテリーセンサー「Xtrinsic MM9Z1J638」
フリースケール・バッテリーセンサー「Xtrinsic MM9Z1J638」 全 2 枚 拡大写真

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、条件の厳しい車載環境において、鉛蓄バッテリ/リチウムイオンバッテリーの電圧、電流、温度を精密に測定して、バッテリーの状態を判定する業界初のバッテリーセンサー「Xtrinsic MM9Z1J638」を発表した。

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現在の自動車業界では、ハイブリッド車の増加、車載電子コンテンツの普及、スタート/ストップ・システムの採用に伴い、各種のバッテリーパラメータを正確に把握することが極めて重要になっている。

新製品は、バッテリーの電圧と電流を同時計測可能な2チャネル16ビットADC(アナログ・デジタル・コンバータ)と温度測定用の16ビットADCを統合。悪条件下でも高い分解能で正確なモニタリングが実行可能で、バッテリーのSOH、SOC、SOFを適切に予測することができる。各パラメータは、一定間隔、もしくは車載ネットワークからのリクエストに応じて、LIN/CANプロトコル経由でバッテリーセンサから通信される。

MM9Z1J638は、-40度〜+125度の動作温度範囲において車載認証AEC-Q100の要件に対応しており、小型の7mm×7mm QFNパッケージで提供される。

新製品は、2013年下期に供給を開始する予定。1万個購入時の1個あたりの参考価格は4.41米ドル(約348円)。

《纐纈敏也@DAYS》

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