アメリカの代表的スポーツカーで、2013年1月のデトロイトモーターショー13で初公開されるGMの新型シボレー『コルベット』。同車の新開発V8エンジンが、歴代コルベットとしては異例の環境性能に配慮したユニットになることが判明した。
これは10月24日、GMが明らかにしたもの。新型コルベットに搭載される新開発の「LT1」型6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジンに関して、環境テクノロジーが公表されたのだ。
そのハイライトが、コルベット初の気筒休止システム。新型コルベットには、低負荷走行時に8気筒のうちの4気筒を休止する「アクティブフューエルマネジメント」が採用される。
また、エンジンの直噴化によって、燃焼効率を高めているのも新型の大きな特徴。最大出力450ps、最大トルク62.2kgmと、現行コルベットの6.2リットルV8比で20ps、3.6kgmパワフルになりながら、米国EPA(環境保護局)予想高速燃費は26マイル/ガロン(約11.05km/リットル)と、歴代コルベット最高の燃費を標榜する。
新型コルベットのチーフエンジニア、Tadge Juechter氏は、「新型は最大出力450psクラスの新車の中で、最も燃費に優れるモデルになるだろう」とコメントしている。