三菱自動車の益子修社長は10月25日、本社で行われた新型『アウトランダー』の発表会で、部品の海外調達について触れ、「コスト低減のため、さらに加速している」と述べ、目標の前倒し達成を目指していることを明らかにした。
ただ、開始した当初は納期や品質などでさまざまな苦労をしたそうだ。しかし、2年、3年と続けていくうちに、いろいろなノウハウが蓄積されていき、「今では海外調達で不便とか、不自由を感じることがなくなっている」(益子社長)という。
同時に、ボディカラーをはじめとした車種ごとの種類の絞り込みも行ってきた。1年に数台しか売れない車をどんどんやめていったのだ。そうした努力の結果、「会社の体質が大きく変わってきた。30日に発表する決算でもその成果が数字に表れている」と益子社長は嬉しそうに話し、海外調達に一層力を入れていく考えを示していた。