伊藤忠商事、ウクライナ市営地下鉄向け車両用機器の納入契約を締結…温室効果ガス排出枠購入代金を使用

自動車 ビジネス 企業動向
伊藤忠商事(webサイト)
伊藤忠商事(webサイト) 全 1 枚 拡大写真

伊藤忠商事は、ウクライナの大手鉄道車両メーカーであるクリュコフ社との間で、三菱電機、富士電機など日本製機器を中心とした地下鉄車両95両分の電気品及びブレーキシステムの機器供給契約を締結した。

契約金額は約4100万ユーロ(約42億円)で、来年6月より順次納入する。同契約で納入される機器は、キエフ市営地下鉄公団(キエフメトロ)とクリュコフとの間で締結された95両の地下鉄改造車両納入契約に基づき、クリュコフが納入する地下鉄車両に搭載される。

本件は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とウクライナ環境投資庁(SEIA)が交わしたGIS(グリーン投資スキーム)に関する契約に基づく事業として実施され、鉄道車両向けとしては初の導入となる。SEIAに対してNEDOが支払った温室効果ガス排出枠(AAU)購入代金が契約代金の支払に充当される。

キエフメトロは製造後40〜50年を経過する旧ソ連製地下鉄車両を多く保有しており、その更新が急務となっている。本件により既存の直流駆動車両がVVVFインバータ制御の交流駆動車両に更新され、回生電力の利用とあいまって電力消費量が約35%削減される。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る