富士通研究所、3次元広角レーザーレーダーを開発…水平、垂直ともに140度の測距が可能

自動車 ビジネス 企業動向
高速多点レーザー走査システム
高速多点レーザー走査システム 全 2 枚 拡大写真

富士通研究所は、従来の約2倍以上の広範囲を測距可能な3次元広角レーザーレーダーを開発した。

自動車を駐停車する際の後方運転支援システムとして、超音波センサーなどがすでに商用化されているが、検出角度が狭いため、車両周辺の状況を広範囲に測距するには複数のセンサーが必要となっている。今回、同研究所は、レーザーを広角に出射するための走査角度拡大レンズと、広範囲を高速に測距する高速多点レーザー走査システムを開発。水平・垂直とも、従来の約2倍となる約140度の測距を実現した。

これにより、少ないセンサー数でより広範囲の3次元測距を行えると同時に、高度な後方運転支援システムを構築することが可能となる。また単に車両周辺状況を表示する車載カメラとは異なり、ドライバーに対しては、事故が起きやすい後方発進時や苦手意識のある後方駐停車時に、対象物までの異常接近などを検知、警告するシステムを提供することができる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る