富士通研究所、ミリ波パワーアンプの高出力化技術を開発…車載レーダーなどの小型・低コスト化に貢献

自動車 ビジネス 企業動向
再配線を適用した集積パッケージ
再配線を適用した集積パッケージ 全 2 枚 拡大写真

富士通研究所は、車載レーダーや無線通信端末などへ適用可能なミリ波帯高出力増幅器(パワーアンプ)を実現する実装技術を開発した。

ミリ波送受信用機器を小型・低コストに構築するためには、高周波無線(RF)回路をCMOSチップ上に一体集積化することが有効だが、低電圧で動作するCMOS回路では送信部に用いられるパワーアンプの高出力化が困難で、集積化への課題となっていた。

今回、同研究所は、複数個のパワーアンプから出力されるミリ波帯高周波信号をチップの外のモジュール内で合成する技術を開発。同技術をCMOSパワーアンプに適用してモジュールの試作を行い、77GHz帯で32mWの高出力化を実現した。今回の開発により、高出力なパワーアンプを集積したCMOSミリ波送受信器が実現可能となり、車載レーダーなどの小型・低コスト化に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  4. 大胆なブラックバンパーに大反響!ダイハツ『ロッキー』のコンセプトカーを10台限定で市販化
  5. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る