ダイムラー、2012年通期の利益見通しを下方修正

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メルセデスベンツ・Eクラス
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欧州では、信用不安が長期化の様相を見せ、新車販売が減少。これを受け、ドイツの自動車大手で、メルセデスベンツを擁するダイムラーが、2012年通期の利益見通しを下方修正したことが分かった。

これは10月24日、2012年第3四半期(7‐9月)の決算発表に合わせて、ダイムラーが明らかにしたもの。2012年通期のEBIT(利払い・税引き前利益)を、従来予想の90億ユーロ(約9270億円)から、80億ユーロ(約8240億円)に下方修正することが公表されたのだ。

従来予想の90億ユーロは、前年実績に対して横ばいだった。今回の10億ユーロの下方修正後の80億ユーロでは、前年実績を下回るEBITとなる。

2012年第3四半期のメルセデスベンツや商用車を含めたダイムラーのグループ全体の売上高は、前年同期比8%増の286億ユーロ(約2兆9720億円)。一方、純利益は12億0500万ユーロ(約1252億円)にとどまり、11.4%の減益となっていた。

今回の2012年通期の利益見通しの下方修正は、同社の今後の利益率目標にも影響を及ぼす。ダイムラーは、「2013年の利益率目標を達成するのが難しくなった」と説明し、目標を先送りする意向を示している。

《森脇稔》

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