三菱益子社長「国内でどうやって雇用を守るかが最大の心配事」

自動車 ビジネス 企業動向
三菱自動車・益子修社長
三菱自動車・益子修社長 全 2 枚 拡大写真

三菱自動車の益子修社長は、2012年度の海外生産台数が初めて国内を上回ることについて「海外に事業を出していくことはリスクとは思っていない」とした上で、「むしろ国内でどうやって雇用を守るかが最大の心配事」との考えを示した。

三菱自動車の計画によると、2012年度の海外生産比率はタイを始めとする新興国での生産拡大により前年度の49%から61%にまで上昇し、内外比率が初めて逆転する。

益子社長は10月30日、都内にある本社で開いた決算会見後、一部報道陣に対し「国内市場は成長しないと誰もがわかっている。国内で多くの生産を維持していくことの方がむしろ事業としてはリスク」と指摘。

その上で「一番心配しているのは国内でどうやって雇用を守るかということ。雇用をしっかり守って、従業員が安定した生活ができないと、日本の国も穏やかな国にならない。だから国内をどうするのかというのが、最も大きなリスクだと思っている」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 洗車で「水シミZERO」、水道に取り付けるだけで純水を生成…サンコーが発売
  2. 【アウディ A5セダン 新型試乗】4ドアクーペ風にあえてしなかった見識に拍手…島崎七生人
  3. 台風や秋雨対策に、大型サイドミラー対応の超撥水ガラスコート「ゼロワイパー」発売
  4. スズキ『アルトラパン』が10年目のビッグマイチェン! 開発者が語る「長く愛される理由」と、それでもデザインを大刷新したワケ
  5. ランボルギーニ、世界29台限定の新型『フェノメノ』登場に大興奮!「めっちゃ好き」「よくやったランボ」と高評価の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る