スバル吉永社長、米国販売は「好調維持できる」

自動車 ビジネス 海外マーケット
富士重工業・吉永泰之社長(参考画像)
富士重工業・吉永泰之社長(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は10月30日の決算発表で、過去最高ペースが続く米国新車販売について「3つの要素がかみ合っている。しばらくはこの好調が維持できると考えている」と述べ、持久力に自信を示した。

スバル車の米国販売は暦年ベースで、リーマン・ショックが起きた2008年から続けて前年を上回っている。12年についても30日の第2四半期決算発表時点で前年実績(26万7000台)を超えており、「恐らく33万台レベルに行きそうだ」(吉永社長)という。30万台の突破は初めてだ。

快走について吉永社長は、3つの要素を挙げている。第1は積極的な「商品展開」だとし、主力の『レガシィ』などがいずれも好評を得ている。次いで価格競争に巻き込まれない「マーケティング政策」だと指摘しており、北米では業界最少額レベルのインセンティブで戦えているという。

3番目としては「販売体制の強化」を挙げる。現在、全米で620店を展開しているが、「この5年で約3分の1が入れ替わった」そうだ。とくにリーマン後は、米国メーカーの有力ディーラーがスバルディーラーへと転じたケースが多く、販売力の底上げにつながった。こうした好調の連鎖をを持続するため、吉永社長は「生産体制や物流などインフラ面の強化も進めたい」と語った。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. 新型ダイハツ『ムーヴ』用エントリー車高調が早くも登場! タナベ「サステックプロCR」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る