アルパインが発表した2012年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比63.7%減の11億3700万円で、大幅減益となった。
主要取引先自動車メーカーの生産・販売が回復したことや北米市場で自動車販売が好調に推移したことを受け、自動車メーカー向け売上は伸長。売上高は同9.4%増の1039億9200万円となった。
しかし、円高の影響や日・米・欧の市販市場で競合各社との販売競争が激化したことに加え、車載用ディスプレイやHDDなど部材コストの高止まりが収益を圧迫。経常利益は同55.3%減の12億9600万円、当期純利益は同66.1%減の7億4900万円となった。
通期見通しは前回予想を据え置いた。