低燃費化のため最も効率的な投資はエコタイヤ…ランクセス

エコカー 燃費
低燃費化のため最も効率的な投資はエコタイヤ…ランクセス
低燃費化のため最も効率的な投資はエコタイヤ…ランクセス 全 2 枚 拡大写真

ランクセスは、エコタイヤの装着が自動車走行時のコスト削減と環境保護で最も効率的な方法の1つである、との調査結果を発表した。

【画像全2枚】

ランクセスがミュンヘン工科大学に委託して行った調査で明らかになった。

今回実施した調査では、最適化された転がり抵抗が、自動車の燃料コストを大幅に削減することが示された。例えば、100km当たり6Lの燃料を消費し、1L当たり1.40ユーロの燃料価格で年間1万2500kmの距離を走行する自動車の場合、エコタイヤを装着することで最大で年間100ユーロを節約することができる。

自動アイドリングストップシステムは、エコタイヤとほぼ同じ6%の燃料使用量を削減できるが、同技術を購入し装備するには、エコタイヤに切り替えるよりもコストが高い。エコタイヤは、平均2万km走行後に燃費改善投資コストを回収ができるのに対して、自動アイドリングストップシステムの場合は、投資コストを回収するのに6万kmの走行が必要。

また、エコタイヤは、エコ投資回収率でも優れている。1ユーロの投資につき、4.7kgの二酸化炭素排出量を削減できる。効率値は、自動アイドリングストップシステムより50%、ハイブリッド駆動より150%高くなるとしている。

この科学的調査は、11月1日から施行されるEUの新しいタイヤラベリング制度の義務化が機に実施された。この制度によって生産された全ての新タイヤに、転がり抵抗(燃費)とウエットグリップ(安全性)の両性能についてA(最上級)からG(最下級)までの等級付けで表示され、走行時の騒音量についても明示される。

ランクセスの経営委員会メンバーであるヴェルナ・ブロイヤス氏は「ランクセスの革新的なゴムは、低転がり抵抗および低燃費タイヤを実現する上で、主要な役割を果たしている」とコメントしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る