10月のフォード米国新車販売、0.4%増と回復…フォーカス が人気
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ブランド別では、フォードが前年同月比1%増の16万3302台と、2か月ぶりに増加。リンカーンは15.4%減の5154台と、2か月連続のマイナスだ。
フォードブランドの乗用車系では、主力中型セダンの『フュージョン』が、新型投入を控えて、前年同月比29.9%減の1万2690台と、引き続き大幅減。しかし、コンパクトカーの『フォーカス』が好調で、10月は1万8320台を売り上げ、前年同月比は47.9%増と大きく伸びる。
フォードブランドのクロスオーバーでは、2013年モデルとして新型に切り替わった『エスケープ』が、前年同月比4.1%増の1万9832台と堅調。
フォードブランドのライトトラック(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)系では、ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』が、前年同月比7.6%増の5万6497台。『エクスプローラー』は12.9%増の1万3538台と、好調を維持する。
フォードモーターの2012年1‐10月米国新車販売は、前年同期比4.9%増の185万8270台。同社のケン・クズバイ副社長は、「我々の燃費性能に優れる乗用車、SUV、トラックが人気。とくにFシリーズの10月販売は、2004年以来の新記録だ」と語っている。
《森脇稔》