JAL2012年9月中間決算、国際・国内旅客順調で増収増益

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JAL2012年9月中間決算
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日本航空(JAL)グループが発表した2012年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比5.7%増の6342億円と増収となった。

国際旅客は、9月後半から尖閣問題の影響で中国線の需要低下が見られたものの、円高を背景に欧米・東南アジアへの旅行需要が好調だった。アメリカン航空との共同事業で羽田~ニューヨーク線を7月17日に再開したことで、北米・南米への乗継需要も獲得した。有償旅客キロベースで同17.1%増加し、有償座席利用率は同8.2ポイント上昇の76.2%となった。この結果、国際旅客収入は同10.2%増の2103億円と増収だった。

国内旅客は「JALファーストクラス」サービスを7月から羽田~福岡線で設定便を大幅に増便し、8月からは羽田~沖縄線へも新たに導入した。加えてビジネス利用客に人気の「クラスJ」の設置機材を拡大した。有償旅客キロベースで同7.7%増加し、有償座席利用率は同0.1ポイント上昇の62.6%となった。国内旅客収入は同2.9%増の2504億円と伸びた。

国際線・国内線貨物は、貨物輸送実績が有償貨物トン・キロベースで同4.5%増加したものの、貨物収入は同3.3%減の379億円と減収だった。

収益では増収やコスト削減効果で、営業利益が同5.7%増の1121億円、経常利益が同7.7%増の1110億円、四半期純利益は同2.4%増の997億円と増益となった。

通期見通しは売上高は尖閣問題などによる旅客需要の落ち込みを想定、前回予想より50億円マイナスの1兆2150億円に下方修正した。

営業利益は、グループ全体のコスト削減の徹底による効果を上積みし、前回予想より150億円増の1650億円、経常利益が150億円増の1550億円、最終利益が100億円増の1400億円にそれぞれ上方修正した。

《レスポンス編集部》

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