三菱化学、仏自動車部品メーカーと内装部材用バイオプラスチックを共同研究開発

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三菱化学のサステイナブルリソース事業
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三菱化学は、仏フォルシア社と、自動車内装部材に使用するバイオプラスチックについて、共同研究開発を進めることで合意した。

両社は2014年をめどに、自動車内装部材に適した性能を有し、かつ植物原料を用いたポリブチレンサクシネート「PBS」の開発を目指す。

フォルシア社は連結売上高世界第6位の自動車部品メーカー。同社は、燃費向上のための軽量化や、部材リサイクル率の向上など、欧州をはじめとした自動車産業における環境配慮政策に対して率先した取り組みを行っており、特に内装部材に関しては、使用するプラスチックの大部分を植物原料由来へ代替することを目指している。

三菱化学は、バイオプラスチックの一種であるPBS「GS Pla」の製造・マーケティングを行っているほか、PBSの原料であるコハク酸を植物原料化したPBSの開発も行っており、多数の特許を用いて、植物原料由来PBS分野における強力なポジションの構築を推進。タイPTT社と折半出資子会社のPTT MCCバイオケム社を設立しており、2015年を目標に、タイに年産2万トンのPBSプラントを建設する。

植物原料由来のコハク酸については、そのパイオニアであるカナダ・バイオアンバー社と提携し、高効率な製造プロセスの確立を目指しており、2015年にタイで稼働する年産2万トンのPBSプラントでも、原料としてこのコハク酸を使用する計画を進めている。

《纐纈敏也@DAYS》

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