三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは11月1日、10月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は3981台。前年同月比は9.1％減と引き続き減少したが、9月の17.2％減からは持ち直した。
そんな中、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』（日本名：『RVR』）が好調。10月は全体の4割を超える1675台を販売し、前年同月比は17.9％増と伸びる。
また、1675台の販売台数は、同車の月販台数としては、2012年9月の2253台に次ぐ2番目の記録。2012年1-9月累計では、前年同期比7.4％増だった。
アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替えたばかり。三菱モータースノースアメリカの横澤陽一社長兼CEOは、「アウトランダースポーツの販売が好調なのは、燃費性能に優れるクロスオーバー車を顧客が求めている証」とコメント。
一方、10月の総販売台数は前年同月比9.1％減の3981台と、引き続き減少傾向。しかし同社は、「生産中止となった車種を除いた現行生産車だけで見れば、前年同月比は7％の伸び」と説明している。
