日産川口常務、中国市場「日本メーカーだけが離脱するのはありえない」

自動車 ビジネス 海外マーケット
日産自動車・川口均常務執行役員
日産自動車・川口均常務執行役員 全 1 枚 拡大写真

日産自動車の川口均常務執行役員は、反日運動の影響で販売が落ち込んでいる中国市場について「中国をしっかり確保していくことは、どの国のどのメーカーにとっても非常に重要な意味を持つわけなので、日本メーカーだけが離脱するのはありえない」と述べた。

川口常務執行役員は11月6日に横浜市の本社で開いた決算会見後、一部報道陣に対し「中国は世界で最大の自動車市場で、世界の25%を占めるマーケット。これから保有台数が上がってくれば、欧米並みの保有規模になり、年間の総需要7000万台くらいにまでになってくる」と指摘。

その上で「それは今の世界総需要に相当するわけだから、日本メーカーだけが離脱するというのは世界戦略上ありえないと思う」と述べた。

また「中国にとっても日本経済の意味合いは大きい。部品などの面でもサポートされているし、(日本からの)投資が減ってきてもまずいだろう。そういう意味では中国経済にとっても日本との関係改善は有効になってくる。そういう中で重要なマーケットを日本のメーカーも、もう一回しっかり、リキャプチャーできる環境がいずれくると思う」との見通しを示した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る