FCV向け水素ステーション、2025年に1170件…富士経済調べ
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報告書では、FCV向け水素燃料は現状では市場がほとんど形成されておらず、FCVの本格的な導入が始まる2015年度に市場が立ち上がると予測している。FCVの出荷台数が急速に伸びるのは2020年以降で、保有台数に比例して水素燃料の需要も高まっていく見通し。2025年度の市場は、2015年度比330倍に拡大すると予測している。
また水素ステーションは、2015年のFCV本格導入に先行して整備が進められていくと予測。商用水素ステーションの建設は2013年度から順次開始され、2015年度には単年で50件、累積では100件程度になる見通し。2025年度には単年で150件、累積では1170件程度を予測している。
水素燃料関連機器については、2015年のFCV本格導入を前に先行投資が行われる見通しで、2014年度から2015年度にかけて拡大が予測される品目も多い。2020年以降のFCVの普及・拡大期には、車載用水素機器の大幅な拡大が予測される。
《纐纈敏也@DAYS》