【レクサス IS C 試乗】オープンでもクーペでも変わらぬ剛性感と快適性…島崎七生人

試乗記 国産車
レクサス IS C  Fスポーツ
レクサス IS C Fスポーツ 全 2 枚 拡大写真

レクサス『IS C』シリーズにに新設定されたF SPORT。外観ではギザギザのパターンのグリルやバンパー、専用アルミホイールなどが、標準車と差別化されたデザインとなる。

タイヤは、前=225/40R18 88Y、後=255/40R18 95Yと前後異サイズを装着する。透明感のあるボディ色「ホワイトノーヴァガラスフレーク」もF SPORT専用の新規設定色。以上、標準車との外観の違いだが、もともと品よく艶やかなクルマのせいか、違和感ないルックスに仕上げられている。

インテリアも同様で、ホワイトグレーのステッチ、パーフォレーションの入ったセミアリニン本革シートはしっとりとした風合いが心地いい。センターコンソール部の加飾パネルも、専用のアッシュブルーメタリックで、これはオープンにし光を浴びた状態で、綺麗な発色が楽しめた。

試乗車は3.5リットルのV6(318ps/38.7kg-m)で、動力性能は余裕を見せつける。専用のサスペンションは、オープンでペースをあげればスポーツカーのような手応えがあった。街中を流す速度はもちろん、ルーフを閉じた状態でも、標準車よりむしろ剛性感の高い乗り味を確保しているのがいい。

約20秒でオープンにできる電動開閉式メタルトップは当然、全自動だ。閉じる際、ルーフがフロンとピラー上部と合体するときの音が静かなのは、いかにもレクサスらしい品のよさだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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