【レクサス IS F 試乗】エンジニアの顔が見える独自の世界観…島崎七生人

試乗記 国産車
レクサス IS F
レクサス IS F 全 2 枚 拡大写真

レクサス『IS F』はつくづく、開発エンジニアの顔が見えるクルマだ、と思う。かつ、決してどれかのライバル車の後追いではない、独自の世界観をもっている。最新型に触れて、その思いを一層強くした。

【画像全2枚】

過去に試乗した記憶に対し、足の強さが一層、増したと感じたからだ。一般公道を走る程度では味見程度だろうが、コーナーをひとつ抜けただけでも、ポテンシャルはまだまだあるぞ…と言わんばかりの手応えを返される。動きはしなやかだが、荒れた路面で感じるショックは、以前より芯が太くなった気もする。

5リットルのV8エンジン(423ps/51.5kg-m)は、相変わらず際限なくパフォーマンスを発揮する。エンジンの力強くキレイな回転フィールは格別だし、2000rpmを超えたあたりから立つフォーという耳心地いい音も魅力だ。2速以上で全域ロックアップさせる8速SPDSも、まさにエンジン性能を掌にダイレクトに伝える感じがある。

乗車定員を4名に割り切った後席のフィット感は、高性能スポーツセダンらしい上々なもの。けれど、状況が許す場所でストイックに走らせて、このクルマと向き合うことこそ、IS Fの正しい楽しみ方なのだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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