新型フォレスターには対応カーナビが複数用意された。一つは市販ベースのナビで、カロッツェリア(パイオニア)からパナソニック、ダイヤトーン(三菱電機)に至る全5モデル。そして、2.0i以外のすべてのグレードで新車時にのみ注文できるライン装着ナビには富士通テン製SDメモリーナビが用意された。
フォレスター開発者によれば、これはトヨタ向けディーラーオプションナビをベースにカスタマイズされたもので、地図データは8GB・SDカードに収録。地図データはトヨタマップマスターによるものだという。フリック&ドラッグ操作にも対応し、操作感はサクサクとした快適さを感じる。右側の操作部は、走行中でもよく使うトラックサーチ/ボリュームのみに段差を与え、それ以外はフラットスイッチとする安全とデザインの両方を考慮したものになっている。
地デジはワンセグ/12セグ対応で、アンテナはフィルム式ではなくライン装着らしいフロントウィンドウにプリントされるタイプを採用。ディスクドライブはDVD/CDのコンパチブル対応とし、地デジを録画したDVDも再生できる。CD再生時には別売のSDメモリーカードに録音も可能。USB端子は肘掛け内コンソールに用意し、iPhone/iPodのほか、携帯音楽プレーヤーを接続して楽しむこともできる。スピーカーはフロント4+リア2の6スピーカーが組み合わされる。
Bluetoothに対応し、携帯電話のハンズフリー通話やBluetoothオーディオの再生も可能。G-Book mXはVer2.0を採用しており、目的地やルート周辺の天気や規制情報を案内する「周辺情報」の取得、Yahoo!を用いたWeb検索や設定したルートのETC割引などにも対応できる。ライン装着ナビはステアリングリモコンやリアビューカメラもセットで装着され、価格は23万1000円となる。