10月のサンヨンの世界新車販売、地元韓国は108.1%の大幅増

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サンヨンのコランド シリーズ
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韓国のサンヨン(双竜)自動車は、10月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万1206台と、2か月連続の2万台超え。前年同月比は22.8%増と、9月の6.8%増を上回り、2桁増を記録した。

もともと1954年、商用メーカーとして創業後、1986年に双竜グループに買収。その後、韓国の大宇、中国の上海汽車と目まぐるしく親会社が変わった後、2009年1月に経営破綻。2010年、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社の傘下に入り、再出発したサンヨン自動車。

10月実績の1万1206台の内訳は、地元韓国が4184台で、前年同月比は108.1%増と、9月の34.5%増から伸び率が拡大。韓国では、『コランドスポーツ』など、改良を受けたニューモデルが販売の中心だ。同社の韓国販売は、2か月連続で4000台を超えた。

また、輸出などの海外実績(ノックダウン生産を含む)は、7022台。前年同月比は14.9%増と、2桁増を維持する。サンヨンによると、ロシア向けの輸出が好調で海外実績が4か月連続で6000台を超えたのは、初めてだという。

車種別の10月実績では、『コランドC』が5395台、コランドスポーツが2949台。サンヨン自動車のLee Yoo-il CEOは「世界の新車市場は縮小傾向にあるが、韓国販売、輸出ともに増加傾向にある」と述べている。

《森脇稔》

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