米フィスカー、新テクニカルセンター開設へ…新型PHVの開発促進

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フィスカー・アトランティック
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米国のベンチャー企業で、プラグインハイブリッドカー(PHV)の『カルマ』を発売しているフィスカーオートモーティブは11月15日、米国ミシガン州ミッドウエストに新たなテクニカルセンターを開設すると発表した。

このテクニカルセンターは、2013年春に開業する予定。米国自動車産業の中心地、デトロイトに近い立地で、現地のサプライヤーとの連携が図りやすい点から、同社は進出を決めた。

また、フィスカーオートモーティブは現在、カルマに続くPHV第二弾として、『アトランティック』を開発中。このアトランティックの開発において、新テクニカルセンターが重要な役割を担う。

アトランティックは2012年4月、ニューヨークモーターショー12でプロトタイプを初公開。カルマよりもひと回りコンパクトなボディを持った4ドアスポーツセダンだ。

カルマ同様、アトランティックも基本はモーターで走行するEV。EVモードでの最大航続可能距離は約80kmだ。バッテリー残量が少なくなると、発電専用エンジンとして、BMWから調達する直列4気筒ガソリンターボが始動。最大航続可能距離は400kmへ延びる。

アトランティックの量産開始は、当初予定より2年遅れ、2014年の後半から2015年初頭になる予定。同社のトニー・ポサワッツCEOは、「新テクニカルセンターの開設が、アトランティックをできる限り早期に市場投入するというコミットメント実現に向けた重要なステップ」と語っている。

《森脇稔》

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