Windows Embedded 8が生産現場と経営判断に変革もたらす…マイクロソフト APACマーケティングディレクター

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Windows Embedded担当のAPACマーケティングディレクターを務めるジョン・ボラディアン(John Boladian)氏
Windows Embedded担当のAPACマーケティングディレクターを務めるジョン・ボラディアン(John Boladian)氏 全 13 枚 拡大写真

マイクロソフトは11月15日、組込み向けのOSの新バージョンである「Windows Embedded 8」および「Windows Embedded Compact 2013」の製品ロードマップを発表した。

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◆データの収集から分析、経営判断までを迅速化させる「インテリジェントシステム」

発表の15日には米国のマイクロソフト本社からWindows Embedded担当のAPACマーケティングディレクターを務めるジョン・ボラディアン(John Boladian)氏が来日、品川の日本マイクロソフト本社で説明会を開催した。

マイクロソフトでは、さまざまな業種の組み込み向け製品にWindows Embedded製品群を提供し、コネクティビティを保証することによって、オペレーションの効率化が図れるだけでなく、データの収集から分析(インサイト)、そして経営判断(アクション)にも有効活用していくという「インテリジェントシステム」を提唱している。

ボラディアン氏は、まず2012年の出荷台数予測をサーバーが830万台、タブレットが9000万台、PCが3億5000万台、スマートフォンが6億台であるのに対して、組込み向け製品は11億台に上ることを例示。「現時点でもスマートフォンを遙かにしのぐ台数の組込み製品が出荷されているが、2016年には96億台に達し、市場規模は1.4兆ドルを超えるという予測が出ている。さらに数だけでなく、インテリジェントシステムは大きく進化を遂げている」(ボラディアン氏)。

さらにボラディアン氏は、「こうした進化に対応して、新しいWindows EmbeddedのOS群では「コネクティビティ(接続性)」「セキュリティ(安全性・堅牢性)」「アイデンティティ(同一性)」「マネージャビリティ(運用性)」「ユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)」そして「アナリティクス(分析)」という6つのポイントについて特に注力して開発した。すでに日本でも富士通、NEC、東芝、日立といったベンダーがパートナーとしてテクノロジーソリューションを提供している」と語った。

◆自動車製造工場を例にしたインテリジェントシステムデモ

次にボラディアン氏は、エンベデッド製品を活用することによるソリューション例をデモンストレーションした。自動車会社に例をとり、世界中に点在する工場の稼働状況をリアルタイムに見える化。生産の滞っている部門を即座に把握して対応策をいち早く取るという、末端までネットワークに接続されたシステムだからこそ実現できるソリューションといえる。

実は、このような見える化は、トヨタを例に出せば一部の国で導入しているSLIM(Sales Logistics Integrated Management)のように、すでに実現されているものだが、ボラディアン氏は、Windows Embedded 8の製品群を用いれば、アプリケーションをどんなデバイスにもデプロイできるという汎用性を強調する。

「Windows Embedded 8では、デスクトップ版と同じレベルのイマジネーションを投入している。当社がWindows 8向けに開発したテクノロジやインターフェースを使ってさまざまな業界で使える形にしたものがWindows Embedded 8であり、パートナーや企業ユーザーは、多数のWindows 8との同等機能からメリットを得られるだろう」(ボラディアン氏)。

《北島友和》

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