【三菱 RVR 試乗】一体感を高めた走りっぷり…島崎七生人

試乗記 国産車
三菱アウトランダー スポーツ(日本名:RVR)の2013年モデル
三菱アウトランダー スポーツ(日本名:RVR)の2013年モデル 全 3 枚 拡大写真

プジョー『4008』、シトロエン『C4 AIRCROSS』のベース車にもなっている『RVR』。ヨーロッパでも時流のコンパクトSUVのど真ん中をいくモデルだ。 

【画像全3枚】

試乗車はこの10月に改良が入ったモデル。フェイスリフトされたマスクは、バンパーまわりが新デザインで、サラッと新鮮味を出しているほか、直線的でややナマなデザインに思えたグリルの輪郭がやわらかな印象になり好感がもてるようになった。

それ以上に、走りがこなれた。従来モデルも欧州調の剛性感、安定感のある足回りだったが、よりしなやかさが増し、ごく当然のような、サスペンションとクルマの一体感が実感できた。なので山道では、コンパクトなボディサイズと相まって、気持ちよくコーナーをひとつひとつこなすことができた。

1.8リットルエンジン(139ps/17.5kg-m)のキレ味のよさは相変わらずだが、CVTのダイレクト感も増し、アクセル操作とのギャップもほとんど意識されなくなった。つまりサスペンションの印象とともに、パワーフィールもごく自然にクルマとの一体感を織りなしている……という訳だ。

シンプルなインテリアのデザイン、コンソールのドライブモードスイッチ(ボタン)の扱いやすさ、実用的で居心地のいい室内も、RVRの魅力を再認識させてくれる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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