日産自動車のモータースポーツ活動をサポートするNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)が、11月13日に発表した『GT-R NISMO GT3』の2013年モデル。同車のシェイクダウンテストの映像が、ネット上で公開されている。
GT-R NISMO GT3は、市販の日産『GT-R』をベースに、FIA(国際自動車連盟)が定める国際GT3レギュレーションに適合させたレーシングカー。2013年モデルの特徴が、エンジンの出力アップだ。VR38DETT型3.8リットルV型6気筒ツインターボエンジンは、カムタイミングの最適化などの改良を実施。最大出力は530psから550psへ、最大トルクは62.4kgmから65kgmへ引き上げられた。
エアロダイナミクス性能も向上。フロントのカナード追加、フロントフェンダーのルーバー大型化、リアウィング位置の最適化などにより、前後空力バランスを改善。ダウンフォースを高めている。さらに、ブレーキ配分の適正化、空力性能向上に伴うサスペンションセッティングの見直し、エンジン出力向上に伴うギアレシオの最適化などの改良も行われた。
大きく戦闘力を高めた2013年モデルのGT-R NISMO GT3。日本での価格は3675万円だ。そのシェイクダウンテストの様子は、動画共有サイト経由で見ることができる。