VWグループ、総額5兆円超の大型投資敢行へ
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今回の大型投資は、自動車部門に対して実施するもの。環境技術や工場設備への投資が中心になる。国別では、工場や設備関連の投資額、392億ユーロ(約4兆1890億円)の約60%を、ドイツ国内へ投資。ドイツ国内の27工場を、最新の施設にアップデートする。
また、392億ユーロの約63%にあたる247億ユーロ(約2兆6395億円)は、フォルクスワーゲングループ傘下の全ブランドの商品ラインナップの拡大やモデルチェンジ、改良モデルの開発費に充当。いっそう競争力のある商品を投入していく。
フォルクスワーゲングループは2018年までに、世界新車販売と収益性でトヨタ自動車を抜いて、世界ナンバーワンの自動車メーカーを目指す。同社のマルティン・ヴィンターコルンCEOは、「過去最大規模の投資を行い、この目標を達成する」と語っている。
《森脇稔》