韓国キアモーターズが欧州市場で発売予定の最上級サルーン、『クオリス』(韓国名:『K9』)。ドイツの裁判所が、「クオリスの欧州での名称使用を差し止める」との判断を下していたことが判明した。
これは、中国上海に拠点を置くQOROS(クオロス)オートモーティブ社が明らかにしたもの。同社は2007年に設立された新興自動車メーカー。同社は欧州において、ドイツのミュンヘンやオーストリアのグラーツにデザインスタジオを置いて、活動している。
そんなQOROSオートモーティブ社が、「キアモーターズのクオリス(QUORIS)は、当社と呼称が似ている」として、裁判所に名称使用の差し止めを求める訴えを起こしていた。
ドイツ・ハンブルクの裁判所は、この訴えを認めた。「消費者が混同する恐れがあるため、キアモーターズはEU内で、クオリスの名称を使えない」と判断した。
QOROSオートモーティブのVolker Steinwascher副会長は、「今回の裁判所の判断に喜んでいる。我々は2013年のジュネーブモーターショーと上海モーターショーで、第一号車を初公開する予定だ」とコメントしている。