ゼットエムピーは、「車両の走行環境認識識技術とその応用」を刊行した。著者は豊田工業大学特任教授スマートビークル研究センター長の三田誠一氏で、11月29日から予約を受け付ける。
高齢化が進む日本社会において、死亡事故に占める割合の過半数が60歳以上の高齢者で、事故原因の3割は安全不確認となっている。こうした根本的解消のためには、インフラの改善とともに、外部環境のセンシング技術を基盤とした高度安全運転支援システムの装備が急務となっている。
本書では、豊田工業大学シカゴ校で研究された可変形状モデルを基本にして昼夜の車両や歩行者検出に拡張した結果を掲載した。また、ステレオ画像を使った様々な状況での道路面検出手法、これらを基にして走行経路上の最狭部分を確率的に抽出、障害物間の距離が最も広い部分を通過できる新規経路計画手法などについて、体系的・網羅的に解説した。