【エッセンモーターショー12】メルセデス Aクラス 新型、ポリスカー仕様が登場

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新型メルセデスベンツ Aクラスのポリスカー仕様、ブラバスB25(エッセンモーターショー12)
新型メルセデスベンツ Aクラスのポリスカー仕様、ブラバスB25(エッセンモーターショー12) 全 3 枚 拡大写真

米国のSEMAショー、日本のオートサロンと並んで、世界三大カスタマイズカーショーに位置づけられるエッセンモーターショーが11月30日、ドイツで開幕した。同ショー恒例の今年のポリスカー仕様は、新型メルセデスベンツ『Aクラス』だった。

新型Aクラスのポリスカー仕様は、実際に警察がパトロールに使用する車ではない。ドイツ政府とVDAT(ドイツチューニングカー協会)が共同で行う「合法チューニングPRキャンペーン」のために製作された1台である。

エッセンモーターショーは2004年から「TUNE IT! SAFE!」と題したキャンペーンを展開。「違法チューニングは愛車を壊す可能性があるし、第一、交通安全上も危険なのでやめましょう」との趣旨だ。このキャンペーンを、ドイツ警察と連邦交通省が全面的にバックアップしている。

このキャンペーンに賛同したドイツの有名チューナーが、毎年個性的なポリスカーを製作している。2005年はポルシェ『911ターボ』のテックアート仕様、2006年はメルセデスベンツ『CLS55AMG』のブラバス仕様、2007年はスマート『フォーツーカブリオ』のブラバス仕様とブラバスが続き、2008年はフォルクスワーゲン『シロッコ』、2009年はBMW『1シリーズクーペ』、2010年はMINIのEV、『MINI E』、2011年はアウディ『R8』がポリスカーの素材に選ばれた。

そして2012年は、新型メルセデスベンツAクラスが対象。このAクラスは、ブラバス『B25』と命名。メルセデスベンツのチューニングを得意とするブラバスが、カスタマイズを手がける。

シルバーとブルーのツートンボディは、ドイツのポリスカーをイメージしたもの。ルーフにはフラッシュライトが追加された。足回りにはローダウンスポーツサスペンションや19インチサイズのタイヤ&ホイールを組み込む。

ブラバスB25のベースは、「A250ブルーエフィシェンシー」グレード。排気量1991ccの直列4気筒ガソリンターボは、チューニングを受けており、最大出力245ps、最大トルク39.2kgmを引き出す。これはノーマルの211ps、35.7kgmに対して、34ps、3.5kgmの上乗せ。この結果、0-100km/h加速6.2秒という優れたパフォーマンスを実現する。

《森脇稔》

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