11月28日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー12。フィアットの米国法人で、クライスラーグループ傘下のフィアットUSAのブースは、フィアット『500』シリーズ一色となった。
というのも、フィアットUSAはロサンゼルスモーターショー12において、一挙4車種の米国市場投入を宣言。フィアット500のEV、『500e』をはじめ、高性能モデルの『500cアバルト』(欧州名:『アバルト500C』)、そしてMPVの『500L』、その派生クロスオーバー車の『500L トレッキング』、である。
フィアットは2011年、1984年以来、実に27年ぶりに米国市場へ参入を果たし、フィアット500を発売した。現地でも、フィアットブランドの認知度は向上しており、米国上陸1年半を経た今回、一挙4車種の同時発表でさらなる攻勢に出た。
中でもフィアットUSAが力を入れているのが、500L。ボディサイズは、全長4140×全幅1780×全高1660mmの500Lだが、フィアットUSAによると、室内空間は大型セダンに匹敵し、クラストップレベルの頭上&足元空間を備えているという。
フィアットUSAのティム・クニスキス代表は、「フィアット500Lはライフスタイルを変える車」と述べ、高い自信を示している。