【プジョー 208 Allure 試乗】3気筒を感じさせない快適性と爽快な走り…島崎七生人
試乗記
国産車

何はともあれ走らせてみると、実に爽快なエンジンフィールが味わえた。スペックは82ps/12.0kg-mながら、ボア×ストロークを見ると75.0×90.5mmとストロークが長い。なので息の長い爽快な加速感が味わわせてくれるのが、このエンジンの魅力だ。
同時に振動、騒音のレベルも3気筒とは思えない。アイドル振動は認められるも不快感はない。高効率エンジンにありがちな“どこかで無理している感じ”がどこにもなく、実に自然なマナーなのがいい。今回は短時間の試乗だが、JC08モード燃費19.0km/リットルのポテンシャルにも期待が高まる。
乗り味もいい。再確認したところ「今回導入の208は、タイヤサイズの差を除けばすべてサスペンションのスペックは共通」とのこと。「GT」、5ドアの「Premium」とも改めて乗り較べてみたが、いずれも路面をしっかりとらえたスムースな乗り心地、剛性感のあるステアリングなどが実感できた。3ドアボディで1070kgの軽量ぶりも、しややかな身のこなしにもちろん貢献している。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★