韓国ヒュンダイモーターの米国法人、ヒュンダイモーターアメリカは12月3日、11月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は11月としては過去最高の5万3487台。前年同月比は7.8%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
乗用車系では、主力中型セダンの『ソナタ』が1万7660台を販売。前年同月比は12.7%増と、4か月ぶりの前年実績超え。小型車の『エラントラ』は1万5923台を売り上げ、前年同月比は28.3%増と5か月連続で増加した。これは5ドアハッチバックの『エラントラGT』と、2ドアクーペの投入の効果が大きい。
一方、入門コンパクトカーの『アクセント』は、前年同月比30.4%減の3260台と、3か月連続の前年割れ。大型セダンの『アゼーラ』は新型投入により、前年実績の13倍の751台を登録する。
また、高級4ドアサルーン&2ドアスポーツクーペの『ジェネシス』は、2013年モデルの発売を控えて、前年同月比11.7%減の2385台と引き続き減少。新型コンパクトスポーツクーペ、『ベロスター』も11月は2084台にとどまり、前年同月比は17.9%減と、2か月連続で前年実績を下回った。
SUV系では、新型『サンタフェ スポーツ』を投入した『サンタフェ』シリーズが、前年同月比10.2%増の6754台と、3か月連続で増加。しかし、『ツーソン』は6.4%減の3838台と、2か月連続で前年実績を割り込む。
ヒュンダイの2012年1-11月米国新車販売は、前年同期比8.2%増の64万3572台。同社のジョン・クラフシック社長兼CEOは、「12月上旬には年間販売新記録を達成できそうだ」とコメント。ヒュンダイに関しては11月1日、米国で販売する新車の燃費を誇張していたことが発覚。11月の販売結果を見る限り、その影響は出ていないようだ。