フォードモーターの中国法人、フォードチャイナは12月6日、11月の中国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、11月としては過去最高の6万7505台。前年同月比は56%の大幅増で、8か月連続で前年実績を上回った。
フォードモーターの中国合弁には、乗用車の長安フォードマツダ(CFMA)と、商用車の江鈴汽車(JMC)の2社がある。
長安フォードマツダの11月販売のうち、フォードブランドは前年同月比71%増の5万0423台と、3か月連続での4万台超え。販売の主力は、4月に発売された現地生産車の新型『フォーカス』だ。11月は過去最高の3万8362台を販売。前年同月比は66%の大幅増だ。2012年1-11月累計では、25万9492台を売り上げる。輸入SUVの『エッジ』も、11月は前年同月比74%増の5万1602台と支持を集めた。
また、江鈴汽車の11月実績は1万5903台。前年同月比16%増と2か月連続で増加した。こちらは、商用車の『トランジット コネクト』が主力車種だ。
フォードモーターの2012年1‐11月中国累計新車販売は、55万6101台。フォードモーターチャイナのジョン・ローラー会長兼CEOは、「多くの中国の顧客が新型フォーカスを選んでくれていることに感謝したい。フォーカスは中国乗用車市場のベストセラー車だ」とコメントしている。