11月の米PHV販売、プリウスがボルトを初めて上回る

自動車 ビジネス 海外マーケット
トヨタプリウスPHV(米国仕様)
トヨタプリウスPHV(米国仕様) 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車が2012年4月、米国での納車を開始した『プリウスPHV』。一方、GMが2010年末に発売したプラグインハイブリッド車(PHV)、シボレー『ボルト』。両車の米国における11月の販売結果が出揃った。

画像:トヨタプリウスPHVとシボレーボルト

これは、両社が公表した11月の米国新車販売のデータから明らかになったもの。それによると、ボルトの11月販売実績は1519台。ボルトは5月1680台、6月1760台、7月1849台、8月2831台、9月2851台、10月2961台と、右肩上がりの伸びを続けてきた。11月は前年同月比33.4%増と、前年実績は上回ったものの、販売台数は5-10月から下降している。

GMのシボレーブランドのドン・ジョンソン副社長は、「とくにカリフォルニア州を中心に、在庫上の問題が起きた」と説明。ボルトを組み立てるミシガン州デトロイトの工場では改修工事が進められており、需要に見合う生産台数が確保できていないもよう。

一方、プリウスPHVの11月販売台数は、1766台。同車の米国販売は、5月の1086台をピークに、6月は695台、7月は688台と減少。8月は1047台、9月は1652台、10月は1889台と回復傾向を示していた。11月の1766台の実績は、10月に対して123台少なく、再び減少に転じた。

それでも11月の米国PHV販売市場では、プリウスがボルトを初めて上回った。プリウスPHVは2012年4‐11月累計で、1万1389台を販売している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
  2. 初代『セリカ』が創刊号、全長20cmの1/18スケール国産名車コレクション…アシェットが2026年1月発売
  3. シトロエンの超小型EV『アミ』、サーファー向け「Rip Curl Vision」提案…バギー仕様がベース
  4. トヨタ『アイゴX』改良新型、欧州Aセグ初のフルハイブリッド生産開始…「GRスポーツ」も設定
  5. VW『ゴルフ』復権へ、Mk. 9は完全電動化! ところがエンジン搭載バージョンも?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る