懐かしのミャンマーを行く(8)ヤンゴンで買い物

エマージング・マーケット 東南アジア
懐かしのミャンマーを行く (8) ヤンゴンで買い物
懐かしのミャンマーを行く (8) ヤンゴンで買い物 全 4 枚 拡大写真

(6)買い物

Oさん達と別れて、トレーダーズホテルの裏を歩く。新聞スタンドを何気なく見ると、ズラッと並んだ新聞の一面はどれもスーチーさんだった。7年前、「スーチー」という名前を囁くことさえ、公には憚れ、「あのおばさん」などと呼んでいたあの人が、今や堂々と新聞の一面だ。またちょうど彼女はヨーロッパ外遊中。24年ぶりにイギリスを訪れた所だったので、話題性は高かった。それにしてもミャンマーのマスコミは如何に変わったのか。以前は20年以上前の中国と同じく、リアルタイムの報道などなく、偉い人がどこかの国の大統領と会ったなどと言う内容を延々とやっていた。

先ずはヤンゴンの地図を手に入れることにした。だが本屋さんでもミャンマー語しかないと言う。もう1軒訪ねると、何とか英語版が見付かった。まだまだこの国は個人観光客の受け入れ態勢が無いような気がした。

そしてどうしてもミャンマー滞在中必要な物、それはサンダルだ。基本的にミャンマーでは靴を履かずにサンダルを履く。お寺へ行ったら必ず靴を脱ぐので、サンダルが便利だ。飛行機に乗る時もサンダル履きで乗る人がいる。私も以前やってみたが、案外気持ちが良い。そこそこいいサンダルを履かないと足ずれが起きて痛いので、探すがなかなか良いのが無い。ようやく3000チャットでいいのがあった。もう少し値切ればよかったと後悔したが、そのサンダルはかなり長持ちで今でも履いている。

ホテル前に戻ると雨が急に降りだす。どうしようかと思っているとタクシーが前を通りかかったので、乗り込む。この運転手は英語が出来た。それでも住所だけでは我がホテルは分からない。SSが書いてくれた地図を渡すとOKと言って走り出す。料金は2000チャットで前と同じ。

このタクシーは中国製。奇瑞のQQという小型車だ。何でも6000台ぐらい中国から入って来たらしい。運転手は日本車を買いたいが高い。先ずは中国製で儲けから考えるとのこと。ここヤンゴンではトヨタの中古車が圧倒的と思えるシェアを持っているが、最近は新興国の車が入り込んでいる。現代は既に相当数ある。タタも狙っている。

懐かしのミャンマーを行く (8) ヤンゴンで買い物

《須賀 努》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  5. マツダ『CX-5』新型、7月10日世界初公開へ
  6. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  7. 6月の米新車販売、トヨタ・ホンダ微増、スバル・マツダ2か月連続減少「絶望の隣は…」[新聞ウォッチ]
  8. ホンダ『シビックRS』をよりアグレッシブに! ブリッツからオリジナルエアロキット発売
  9. 「ブラジル最速SUV」がエクステリア刷新!『ファストバック・アバルト』は約470万円から
  10. フィアットの小型SUVクーペ、『ファストバック』に改良新型…新グリルで大胆チェンジ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る