米自動車最大手のGMが2010年末、米国市場で発売したプラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』。同車の全オーナーがEVモードで走行した距離が、累計160万kmを超えたことが判明した。
これは12月5日、GMが明らかにしたもの。同社の発表によると、2010年12月のボルトの米国発売から、ちょうど2年で、ボルトの全オーナーがEVモードで走行した距離が、累計100万マイル(約160万km)を超えたという。
ボルトは最初の約56kmを、モーター駆動だけでEVのように走行。バッテリー(二次電池)の残量が少なくなると、発電専用のガソリンエンジンが始動。バッテリーを充電するとともに、ジェネレーターを回してモーターへ電力を供給し、航続距離を伸ばす。
GMによれば、ボルトのオーナーは燃料満タン状態で充電を行いながら、平均900マイル(約1450km)を走行。ひとり当たり平均で1年間およそ1370ドル(約11万円)のガソリン代を、そして全ユーザーではおよそ500万ガロン(約1800万リットル)のガソリンを節約したという。
GMは、「ボルトのオーナーは平均で、全走行距離の65%をEVモードで走行」と説明している。