11月の中国新車販売、8.2%増…日系メーカーは持ち直し

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中国汽車工業協会は12月10日、中国における11月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、179万1000台。前年同月比は8.2%増と、2か月連続で前年実績を上回った。

179万1000台のうち、乗用車は146万1300台。前年同月比は12.5%増と、2か月連続で前年実績を超えている。

日系メーカーの11月中国新車販売は、日産が前年同月比29.8%減の約7万9500台と引き続き落ち込んだのをはじめ、トヨタが22.1%減の約6万3800台、ホンダが29.2%減の4万1205台、マツダが29.7%減の1万2187台、三菱自動車が62.6%減の約2100台。各社そろって減少したが、9-10月と比較すると、マイナス幅は減少した。

中国では9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。日系メーカーの9-10月中国新車販売は、その影響で大幅に落ち込んだが、11月実績を見る限り、最悪期は脱したもよう。

一方、フォルクスワーゲングループと中国乗用車販売でシェア1位を争う米国の自動車最大手、GMは11月としては中国で11月としては過去2番目に多い26万0018台を販売。前年同月比は9.7%増と、10か月連続で前年実績を上回った。

上海汽車との合弁の上海GMでは、シボレーブランドが6万3012台を販売し、前年同月比は15.3%増と、4か月連続で増加した。コンパクトカーの新型『セイル』シリーズが、10.6%増の2万2394台と牽引。小型セダンの『クルーズ』が、1.6%増の2万2216台で、これに続いた。

中国の2012年1‐11月累計新車販売台数は、1748万9100台。前年同期比は4%増とプラスを維持している。

《森脇稔》

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