懐かしのミャンマーを行く(17)インティエン遺跡で見たもの

エマージング・マーケット 東南アジア
懐かしのミャンマーを行く (17) インレー湖 インティエン遺跡を行く
懐かしのミャンマーを行く (17) インレー湖 インティエン遺跡を行く 全 6 枚 拡大写真

(7)インティエン遺跡を行く

かなり長い間ボートに乗り、ようやく湖が川となり、幅が狭くなり、家々が見え始める。人々の生活も丸見えだ。お寺もあり、村になってくる。そして到着地には既にボートが沢山停泊していた。多くの観光客が来るところらしいが、私は何も聞かされていない。私は全てをTAMのアレンジに委ねている。

先ずは市場へ行く。シャン州で開かれる5日に一度の市、今日はここで開かれているらしい。いつもの市場の風景がある。茶葉も売られている。ここで入手した緑茶茶葉は意外とおいしかった。

そしてお寺へ行く。少し回廊を上り、外へ出ると、何とそこには古いパゴダが沢山ある。比較的最近発見され、今少しずつ整備され始めたインティエンの遺跡だという。確かに長い間全く放置されているパゴダも多く、何となく可哀そうにも見えるが、200-300年前のパゴダが多いとのことだが、古びた様子がなかなか良い。

上に上ると今度は新しく修復された黄金のパゴダと古いパゴダが混在する。修復費用を負担する人が出るとそのパゴダが綺麗になるのだそうだ。そして寄付した者の名前がどこかに刻まれる。私も寄付して名前を刻もうかなどとも思ったが、以前TTMにビンダヤの洞窟寺院で戒められたのを思い出し止める。

寺院内では昼食が始まっており、お坊さんたちが片肌脱いで、豪快に食事をしていた。ちょっと迫力があった。男たちはお坊さんの給仕をしている。この仕草がどうにいっており、仏教国を感じさせる。女性は手出しが出来ない。

ゆるゆると下へ降りる。一体どれだけのパゴダが作られたのか、と思うほど、大量のパゴダだ。この地は今では発展から取り残されているが、ある時代には都であったのだろう。そうでなければ、これほどのパゴダは出来ない。

懐かしのミャンマーを行く (17) インレー湖 インティエン遺跡を行く

《須賀 努》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. テスラが社名変更、エネルギー事業拡大へ
  2. ジープの小型SUV『アベンジャー』、PHEVの「4xe」を間もなく発表へ
  3. ホンダ『シビック』、米国初のハイブリッドは200馬力…「タイプR」以外では最強
  4. “10年先を行く”究極のハイパフォーマンスホイール、レイズ『グラムライツ 57NR』の技術革新と魅力の全貌PR
  5. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  6. KGモーターズ、超小型モビリティの車名を『mibot』と発表
  7. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  8. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  9. 次期型はポルシェの兄弟車に!? VW『シロッコ』、電動スポーツカーとして復活か
  10. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
ランキングをもっと見る