可夢偉、2013年のF1参戦を断念…「2014年を目指す」

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ザウバー 小林可夢偉(2012年 アブダビGP)
ザウバー 小林可夢偉(2012年 アブダビGP) 全 6 枚 拡大写真

現在、日本人唯一のF1ドライバー、小林可夢偉選手。同選手が、2013年シーズンのF1参戦を断念したことが分かった。

【画像全6枚】

これは12月18日、小林可夢偉選手が自身の公式サイトで発表したもの。「ファンのみなさまへ」と題したメッセージの中で、2013年のF1参戦を断念したことを明らかにしている。

可夢偉選手が所属するザウバーは2012年11月末、2013年のレギュラードライバーとして、エステバン・グティエレス選手を起用すると正式発表。これにより、ザウバーの2013年ドライバーは、ニコ・ヒュルケンベルクとエステバン・グティエレスの両選手となり、可夢偉選手はレギュラーシートを失った。

可夢偉選手はその後、2013年シーズンのF1参戦を目指して、複数のチームと交渉を開始。また、「KAMUI SUPPORT」を立ち上げ、F1活動の継続に必要な資金を集める寄付を呼び掛けていた。この声に多くのファンが賛同し、800万ユーロを超える募金が集まっている。

今回、可夢偉選手は2013年シーズンのF1参戦を断念。「残念ながら僕が求めていた、戦えるチームでの2013年のレースシート獲得は不可能となった」と、努力がかなわなかったことを説明した。

また今後について、可夢偉選手は、「2013年度の僕の活動については、F1以外のカテゴリーは考えていない。現在あるオプションのなかで、2014年にF1のトップチームのレースシートを獲得できるベストな道を選択したい」とコメント。さらに、「皆様からの寄付金は、そのまま大切にお預かりして2014年度のF1レースシートを獲得するための資金とさせていただきます」と、ファンへの感謝の想いを表現している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  5. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る