今日発売されたトヨタの新型『クラウン』だが、全国各地のトヨタディーラーで発表会が開催されている。
トヨタ本社の北1kmほどにある愛知トヨタの豊田営業所(愛知県豊田市下市場町5丁目25)でも発表会が開催されたが、愛知トヨタといえば77年前に全国で初めてトヨタ車を販売したという老舗中の老舗。発表会は報道関係に加え、顧客も交えての盛大なものとなった。
挨拶に立ったのは愛知トヨタ創業家出身の山口真史社長。今回のクラウンの役割として、日本市場の盛り上げ、日本のモノ作りの死守、トヨタのもっといいクルマづくり第一弾の3つをあげ、愛知トヨタは全国ナンバーワンのクラウン販売実績を積み重ねてきており、今回も販売成功によって日本とオールトヨタを明るくしたいと述べた。
開発ビデオ放映のあと、トヨタ自動車の製品規格本部秋山主査と山口社長のトークがあり、秋山主査は「性能開発で一番こだわったのは、操作のつながりの気持ちよさ。日本の道を何万kmも走りこんで感性に最もあった気持ちいいクルマに仕上がった」と言う山口社長は「最初の印象はサプライズだったが、だんだん惹かれていった。イナシのある、硬すぎず柔らかすぎない滑らかな硬さの足回りがいい」と話した。
記者との質疑では現在の受注状況を、1万200台の全国受注があり9年前のゼロ・クラウンと比べても20%ちょっと多くて好調、愛知トヨタ分も1500台を越えており、そのうちハイブリッド車の割合が6割を超えて好調であるとした。またエコカー減税終了でも販売は大きく変わっておらず、クラウンの拡販などで来年も大きくは変わらない見通しとした。