カッシーニ探査機、土星に落とされた衛星影の画像を撮影
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撮影視点は土星の輪が照らされていない側から輪の平面の下およそ25度の角度からによるもので、カッシーニの広角光学カメラにより撮影された。
撮影距離は土星から約160万マイル(260万km)、太陽と土星と宇宙船が80度の角度を成す位置で取得されている。また同時に第10衛星の「ヤヌス」の姿を確認できる画像も公開した。
カッシーニ探査機は、1997年に打ち上げられた惑星探査機で、アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)による共同開発。2004年に土星の衛生軌道上へ投入され観測を続けている。探査活動は2017年まで続けられる予定だ。
《河村兵衛》