光り輝く星雲…NGC6188とNGC6164

宇宙 科学
NGC 6188 and NGC 6164
NGC 6188 and NGC 6164 全 1 枚 拡大写真

約4000光年の彼方にあるNGC6188の輝く水素ガス雲の中に、幻想的な形状が潜んでいる。

南の星座の祭壇座の中で、発光星雲は視認できる波長では見ることのできない、大きな分子状の雲の端の近くに発見できる。

祭壇座OB1星団はその地域にたった数百万年で形作られたばかりの巨大な若い星々。暗い形を掘り込み、恒星風と苛烈な紫外線放射が星雲の発光の原動力となっている。

近年の星の形成そのものは、分子状のガスを掃き寄せると同時に圧縮した、前世代の巨星によって起こされた風と超新星爆発が引き金となったものと考えられている。

このイメージの中でNGC6188と共に姿を見せているのは、珍しい星雲のNGC6164で、こちらもまたその地域の巨大なOタイプの星々によって創られた。多くの惑星星雲とその外見を同じくするNGC6164の印象的な対称形をしたガス状の幕と微かな光輪は、イメージの右下部分でその明るい中心部にある星を囲んでいる。

視野の全範囲は満月2つ分にまたがり、NGC6188の推定距離である70光年に相当する。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る