【クラリオン NX712 インプレ前編】ネットワーク時代にふさわしい高機能ナビ…会田肇

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クラリオン NX712
クラリオン NX712 全 12 枚 拡大写真

クラリオンは2012年夏、クラウド情報ネットワークサービス「Smart Access」をグローバルで展開することを発表。その第1号モデルとして登場したのが『NX712』だ。

【画像全12枚】

エンタメから実用まで多彩なiPhone連携機能

NX712はクラリオンのトップに位置付けられるカーナビで、スマートフォンと連携することで人や情報と「つながる」カーナビであることをコンセプトとする。その中核となるのが、この夏、世界に向けて発表されたクラウド情報ネットワークサービス「Smart Access」だ。対応アプリをダウンロードしたスマホをカーナビと接続することで、従来のカーナビではできなかった多彩なサービスが利用できるようになる。接続できる端末は今のところ『iPhone 4』『iPhone 4S』のみとなっているが、Androidにも今後対応していく予定だという。

対応アプリは、世界5万局以上のインターネットラジオを楽しめる「TuneIn Radio」、Facebookの投稿をチェックできる「FB4car」、Twitterのタイムライン表示やつぶやき投稿を行える「Tweet4car」等の他、役立つアプリをひとまとめにしたユーティリティアプリ「Drive Suite4car」を用意。この「Drive Suite4car」では天気予報やニュースを受信できるだけでなく、iPhone内のカレンダーを表示させて確認もできる便利さが魅力だ。いずれのアプリもスマホ上で処理し、画面表示とコントロールはカーナビ側で行うスタイルとなっている。

◆音楽ナビゲーションサービス「music Chef」にも対応

なかでもよく使われそうなのがインターネットラジオだ。NX712では「TuneIn Radio」以外に、人気アーティストがシェフになって選曲してくれる音楽ナビゲーションサービス「music Chef」も再生可能。いずれもスマホのネットワークを介してドライブ中に音楽が楽しめるため、あくまで通信状態が良好なことが条件となるが、体験した限りでは一定時間バッファメモリに蓄積して再生するため、途切れるようなことはほとんどなかった。音質もドライブミュージックとして楽しむには十分なクォリティ。CDやiPodに代わる新たな音楽メディアとして魅力度はかなり高いと言えるだろう。

カーナビ上でFacebookやTwitterにアクセスでできるのも大きな魅力だ。SNSは一度始めるとチェックしないではいられなくなる“魔力”を持っているが、それだけにドライブ中でもアップされた内容を気にする人は少なくない。NX712はナビ連携をすることで、この二つのSNSにドライブの途中でもチェックできてしまう。さすがにFacebookは内容を確認して「いいね!」を送るだけとなるが、Twitterは定型文の組み合わせによって「つぶやき」投稿することができる。定型文は二つまで組み合わせられるので、たとえば「目的地」「10分遅刻します」、「ガソリンスタンド」「もうすぐ到着します」といった形でメッセージをアップできるというわけだ。位置情報を有効にすればその情報までも伝えられるのは便利だ。

◆好みのアプリをダウンロードして拡張

NX712の通信アプリのもう一つの柱、それが『CARGET(カージェット)』である。すでにクラリオン製カーナビでは採用されてきた機能だけに「e燃費」、「駐車場満空情報」、「美人時計」などで体験済みの人も多いと思う。今回は新たに4種類追加され、ますます魅力度を高めている。「ドライブでタクシー」は、実際のタクシーメーターの操作感覚をリアルに体感できるのがポイント。無線やタクシードライバーの音声まで再現しているのが面白い。「ドライブでワリカン」は、その名の通り、仲間でドライブしたときの割り勘アプリ。それぞれ乗った距離によって計算できるのがミソだ。他の二つは「トイレサーチ」と「道の駅サーチ」。

いずれもあると便利な実用アプリで、好みのアプリをダウンロードして拡張できるそのスタイルは、まさにネットワーク時代にふさわしいカーナビと言える。

《会田肇》

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