未決囚が護送車乗っ取り逃走、カレー粉で目潰し マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

星洲日報などによると、ペナン州で7日、ペナン刑務所からバタワースの裁判所に護送中の未決囚らが護送車を奪って逃亡を図る事件が発生、逃走しなかった2人の身柄が確保されたが残る7人が8日になっても依然逃走を続けている。

その後の調査で、護送手続きに問題があった可能性が浮上している。

未決囚9人は午前9時頃、4人の警官に付き添われて刑務所を出発。途中で隠し持っていたカレー粉で警官に目潰しをくわせ、護送車を乗っ取った。護送車は1時間後にオイルパーム農園で乗り捨てられていたのが発見された。警官4人は途中で放り出されていたのを通行人に発見されたが、暴行を受けており病院に運ばれた。カレー粉は未決囚の家族からの差し入れの即席麺の袋に入っていたものとみられる。

ペナン刑務所側は出発前の身体検査など護送手順に問題なかったと主張しているが、バクリ・ジニン連邦犯罪捜査局長は身体検査がきちんと行われていなかった可能性があるとみて、規律委員会に調査させる考えを示した。
逃走した未決囚は窃盗や強盗の罪で訴追されていた。警察は120人を動員、ヘリコプターも投入して7人の行方を追っている。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  6. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  7. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  8. V3エンジンを電子加給! ホンダ『V3R 900 E-コンプレッサー』をEICMAで初公開、量産に向け開発中
  9. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  10. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る