ボーイングFAAと787の共同調査を開始「設計・製造プロセスに確固たる自信」

航空 企業動向

ボーイングは、787ドリームライナーのトラブルが相次いでいることを受けて、同社と米連邦航空局(FAA)が共同調査を開始したと発表した。

ボーイングではこれを受けて「787の設計、性能に確固たる自信を持っている。ドリームライナーは安全で効率性に優れており、航空会社にはこれまでにないレベルの付加価値を、乗客には大きく向上した快適性を提供する航空機」との声明を発表した。

ドリームライナーはこれまでに、5万時間以上の飛行時間を記録しており、1日当たり150便以上が運航されている。同社では、787の就航から15カ月後時点での運航信頼性は90%を上回っており、これまでの新型機の中で最も順調に運航を開始した777型機に匹敵すると説明。

また、787ドリームライナーは、1年以上前に、FAAの認定審査を完了した。同社では「審査は過去に例を見ないほど厳格なものであり、ドリームライナーの設計、製造プロセスに対する確固たる自信は揺らぐものでは無い」としている。

ドリームライナーのトラブルを認めた上で「向上する余地がある限り、現状に満足することは無い。より良いものを目指し」FAAと共同で再調査を開始する方針で、今回の当局の決定は、厳格な審査を補完するものになると確信していると、している。

《レスポンス編集部》

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