【東京オートサロン13】86を女性目線でカスタマイズ…市販化も検討

自動車 ニューモデル モーターショー
トヨタ86を女性目線でカスタムした「86×style Cb」
トヨタ86を女性目線でカスタムした「86×style Cb」 全 14 枚 拡大写真
東京オートサロン2013。今回のショーの目玉となるトヨタ『86』は、各ショップから様々なカスタマイズが提案されているが、トヨタブースに展示された『86×style Cb』は、女性目線でカスタムしたモデルという。

86×style Cbのデザインを担当したトヨタ自動車C&A開発部の中野めぐみさんは「女性目線を使った色と質感にこだわる“ファッションカスタマイズ”という位置づけになります。車を機能品として乗るのではなく“ファッションの一部として乗りたい”という時に、どういった色や質感がいいのかに注目しました」と狙いを話した。

デザインの特徴について、中野さんは「外装はツートンカラーを取り入れることで、オリジナルの筋肉質で男っぽい車の印象をスリーク(なめらか)なものに演出しようとしています。また、フロントのバンパーとランプを変えて、つり上がった目の印象を親しみを持ってもらえる表情にして、全体としてヨーロピアンなテイストを感じる都会的仕様に仕上げています」。

続けて、「内装は全てブラウン調でコーディネートしています。シートは女性のジャケットにあるような肌馴染みのよいラムレザーを使っていて、肘が当たったりする部分にはファブリックを取り入れるなど機能性も持たせています。オリジナル内装の“走るぞ”といったコックピットのイメージから、落ち着いたイメージを持たせるため、メーターもちょっとクラシカルなものにしてあります」と説明した。

市販化については「市販化の検討はしています。具体的な時期などはお話しできませんが、ベース車両が250万円ぐらいですので、合わせて400万円位で市販化できないかという話を社内でしています。また、パーツとして一番実現性が高いのが、バンパーになるのではないかと考えています」(中野さん)という。

また、会場での反応を聞いたところ「非常にいい反応を得ていて、オリジナルに関しては“あの顔がなあ”という声がありまして、“これだったらいいなあ”と言っていただいて、お客様の層を広げる役割は確実にできるのではないかと感じています。あとは、色に関しても“ツートンカラーもいいよね”といった、量産車では表現できない部分を“カスタマイズの範疇であったらやって欲しいよね”といった声を聞きます。内装をブラウン調でまとめるといったところも幅広い年齢層に受け入れられているようです」とのこと。

どのようなドライバーに乗ってもらいたいかについては、中野さん「男性女性問わず、オシャレにこだわりに持った方が乗って、都会の道を颯爽と走って頂きたいですね」と話した。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  2. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  5. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る