燃料電池車投入と同時に水素ステーション100か所...経産省要求

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ホンダの燃料電池車 FCXクラリティ(参考画像)
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経済産業省は2013年度予算の差し替え概算要求で、水素ステーション設備関連事業に71億円を盛り込んだ。

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水素燃料電池車(FCV)の市場投入に先駆け、水素供給設備に対しての補助に50億円。より低コストの水素供給設備を実現するための技術開発に独立行政法人向け交付金として21億円が計上される。

水素ステーションの設置には1か所で約1億円が必要。設備補助で2015年までに約100か所の先行設置を目指す。

独法向け交付金は、水素ステーション設置費用をさらに低減する技術開発のため。低コストの水素ステーション構築で、設置拡充に弾みを付ける。

水素燃料電気車は2015年を目途に各社が市場投入を予定。ホンダ『FCXクラリティ』、トヨタ『FCV-R』がモーターショーなどを通じて公開され、実証実験も続いている。

13年度予算で自公政権は「成長による富の創出」への転換で、名目成長率3%以上の上昇を目指しているが、水素供給設備の設置に向けた補助金・交付金は、クリーンエネルギー関連産業の創出の1つとして、あわせて708億円が予定される。

この分野ではほかにも、Li(リチウムイオン)電池、LEDなどで世界最先端の高いCO2削減効果を持つ製品について、生産技術を確立するための最初の生産ラインの設備投資を支援する補助金として200億円、ICTと蓄電池の技術を応用したスマートコミュニティ実証実験に96億円。太陽光発電システムの技術や洋上風力発電技術などの開発に独立法人向け交付金がある。

《中島みなみ》

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